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被災者達のお正月とこれからの生活

2012年になり、世界中が新しい年を迎えました。新しい年になっても、昨年2011年3月に発生した東日本大震災の爪あと、そして人々に与えた精神的なダメージは、未だにぬぐいきれないのが現状です。そんな中、震災地を離れて知らない土地に一時避難する人々、生活の為に家族のもとを離れ一人単身で過ごす人々にとっての正月とは、どのようなものでしょうか。

このような人々の正月とは、家族、知り合いとの失われた時間を少しでも取り戻すことでしょう。またその中には、尊い家族、親戚、知り合いなどを失い、一人で毎日を過ごす身よりのない人々も多く存在します。特に一人暮らしの状況にあるお年寄り達、親のいない子供達の精神的な苦痛は、深刻なものがあります。このような被災者達には、生活資金、物品などだけではなく、精神的に豊かになれる環境を提供してあげたいものです。

そんな中、震災後に日本全国から被災地に集まった人々によるボランティア活動、チャリティーコンサートなどの催しが増えている傾向があります。このように、大勢で時間を過ごすイベントも良いのですが、これでは被災者達には一時しのぎにすぎないのではないでしょうか。

被災者達が本当に希望するのは、むしろ普段の日常生活において欠落しているものを満たしたいと思うところにあるような気がします。例えば、普段から個々の精神的な苦悩を話せる人が身近にいる環境です。それは、被災者達の生活において、以前は間違いなく存在したと思われる人と人の会話、魂のキャッチボールができる環境なのです。このように被災地では、被災者達の心の叫びが聞けるように、もっと個々の心のケアを進める事が急がれるでしょう。

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